2026年10月16日
男性更年期障害の治療薬「グローミン」とは?|塗る男性ホルモン補充療法
「最近疲れやすい」「やる気が出ない」「性欲が低下してきた」
このような症状は、男性ホルモン(テストステロン)の低下による**男性更年期障害(LOH症候群)**が関係している可能性があります。
男性更年期障害の治療には、男性ホルモンを補充する方法がありますが、現在、注射薬「エナルモンデポー」の供給が不安定な状況となっています。
そこで、上野毛しみず腎・泌尿器科クリニックでは、新たな治療の選択肢として、男性ホルモンクリーム剤「グローミン」の取り扱いを開始しました。
今回は、グローミンの特徴や使用方法、費用についてご紹介します。
男性更年期障害(LOH症候群)とは?
男性更年期障害は、男性ホルモンであるテストステロンの低下が関係し、心身にさまざまな不調が現れる病態です。
主な症状には以下のようなものがあります。
- 身体症状: 疲労感、筋力低下、ほてり、発汗
- 精神症状: 意欲低下、イライラ、気分の落ち込み
- 性機能症状: 性欲低下、勃起力低下、朝立ちの減少
これらの症状は他の病気でも起こるため、血液検査などによる評価が重要です。
グローミンとは?
グローミンは、男性ホルモン(テストステロン)を1%配合したクリームタイプの外用薬です。
皮膚に塗ることでテストステロンが吸収され、男性ホルモン不足に伴う性欲低下や勃起力の減退などの改善が期待できます。
グローミンの特徴
- 注射が不要: 皮膚に塗るため、注射の痛みがありません。
- 自宅で使用可能: 医療機関に頻繁に通院する負担を軽減できます。
- 男性ホルモンを直接補充: テストステロンを皮膚から吸収させます。
ただし、グローミンは注射薬と完全に同等の効果を持つものではなく、症状や検査結果に応じて治療法を選択する必要があります。
現在、エナルモンデポーの供給が不安定なため、グローミンも治療の選択肢の一つとなります。
グローミンの使用方法
成人男性では、一般的に1回約2cmを目安に、陰のうや腹部などに1日2回(朝・晩)塗布します。
症状に応じて使用量や回数を調整する場合があります。
なお、塗布後は手をよく洗い、女性やお子さんなど、他の方の皮膚に薬剤が付着しないよう注意してください。
グローミンの費用について
当院では、グローミンを以下の価格で取り扱っています。
グローミン(10g)
1本 3,500円(税込)
使用期間の目安:約2〜4週間分
※使用量や塗布回数によって使用期間は異なります。
※自費でのご購入となります。診察・検査を行う場合は別途費用がかかることがあります。
グローミン使用時の注意点
男性ホルモン補充療法は、すべての方に適しているわけではありません。
特に、前立腺がんやその疑いがある方、排尿困難を伴う前立腺肥大症の方、妊娠を希望している方などでは、使用できない場合や慎重な判断が必要となります。
また、皮膚のかぶれやニキビなどの副作用が現れることがあります。
安全に使用するためにも、医師・薬剤師に相談し、適切な使用方法を守ることが大切です。
男性更年期障害でお悩みの方は当院へ
当院では、男性更年期障害(LOH症候群)の診察や男性ホルモン値の血液検査を行っています。
エナルモンデポーの供給が不安定な状況を受け、新たにグローミンの取り扱いを開始しました。
「最近疲れやすい」「以前より元気が出ない」「男性ホルモンの低下が気になる」という方は、お気軽にご相談ください。
上野毛しみず腎・泌尿器科クリニックでは、世田谷区上野毛・等々力エリアを中心に、泌尿器科専門医が男性更年期障害に関するご相談に対応しています。
参考文献
- 日本泌尿器科学会・日本メンズヘルス医学会『LOH症候群診療の手引き』
- 大東製薬工業株式会社『グローミン 添付文書・製品情報』