膀胱炎になりやすい女性に知ってほしい予防法
- 2025/08/28
- 医療コラム
膀胱炎になりやすい女性に知ってほしい予防法
「トイレのたびに痛みがある」「何度も繰り返す膀胱炎で悩んでいる」
そんな経験をお持ちの女性は多いのではないでしょうか。
実は膀胱炎は女性にとても多い病気で、再発を繰り返す方も少なくありません。
この記事では、膀胱炎が起こる原因と、日常生活でできる予防法について、患者さん向けにわかりやすく解説します。
目次
膀胱炎とは?
膀胱炎は、膀胱に細菌が感染して炎症を起こす病気です。主な症状は次の通りです。
- 排尿時の痛み・しみる感じ
- 頻尿(何度もトイレに行きたくなる)
- 残尿感(出し切れていない感じ)
- 尿が濁る、血が混じる
多くは大腸菌などの細菌が尿道から侵入して発症します。
なぜ女性に多いの?
女性は膀胱炎になりやすいと言われます。その理由は解剖学的な特徴にあります。
- 尿道が男性より短く、細菌が膀胱へ到達しやすい
- 肛門や膣口との距離が近いため、細菌が侵入しやすい
- 妊娠・出産、ホルモン変化が尿路に影響を与える
これらの要因から、女性は生涯に1度は膀胱炎を経験するといわれています。
膀胱炎を繰り返すリスク
膀胱炎は再発しやすい病気です。繰り返すことで生活の質(QOL)が下がり、不安やストレスにつながります。
また、まれに腎盂腎炎へ進行し、高熱や全身倦怠感を伴う重症化の危険もあります。
膀胱炎を予防する生活習慣
膀胱炎の予防には、日常生活の工夫が大切です。以下の習慣を意識してみましょう。
1. 水分をしっかりとる
尿量を増やし、膀胱内の細菌を洗い流す効果があります。
目安は1日1.5〜2リットル(持病がある方は医師に相談)。
2. トイレを我慢しない
尿をためすぎると細菌が繁殖しやすくなります。
行きたい時にしっかり排尿しましょう。
3. 下半身を冷やさない
冷えは免疫力低下や血流悪化を招き、膀胱炎を悪化させます。
腹部や腰、足を温める工夫が大切です。
4. 排尿後の清潔習慣
排尿後や排便後は前から後ろへ拭くなど、清潔を意識しましょう。
5. 性交後の排尿
性交後は尿道から細菌が侵入しやすいため、できるだけ早く排尿することが予防につながります。
受診を検討すべきサイン
次のような症状があるときは、自己判断せず泌尿器科を受診してください。
- 排尿時の痛み・しみる感じ
- 頻尿(何度もトイレに行きたくなる)
- 残尿感(出し切れていない感じ)
- 尿が濁る、血が混じる
- 上記の症状に加えて発熱や腰付近に痛みがある
- 症状を繰り返している
重症化や他の病気が隠れている可能性もあります。
まとめ
膀胱炎は女性に多い病気ですが、生活習慣を見直すことで予防が可能です。
「繰り返すから仕方ない」と思わず、早めに対策や受診を心がけましょう。
当院では、患者さま一人ひとりに合わせた予防アドバイスや治療を行っています。お気軽にご相談ください。